お陰様で開院1周年!
いさか内科・消化器内視鏡クリニックは2023年6月5日に開院し、お陰様で丸1年が経過しました。
改めて患者様とスタッフそして関係者様に感謝申し上げます。
ここに開院時に掲げた理念を振り返りたいと思います。
1. 地域から医療技術と実績で評価・信頼され、必要とされるクリニック
お陰様で地域の皆様に少しずつ認知され、近隣のクリニックや病院からもご紹介を頂いており、医療インフラの一役を微力ながらも担えているかと考えております。
2. 職員が職種の壁を超えたチーム医療を実現し、かかりつけ医としての役割を果たせるクリニック
不安をかかえて受診された方に少しでも早くその不安を取り除けるように、スタッフがチームとなり、最短で検査・治療が行えるように取り組んでいます。
3. 内視鏡を通して、地域の胃・大腸癌の早期発見・治療に寄与できるクリニック
開院1年の間に実施した内視鏡実績を統計しましたので、ご報告します。
胃カメラ:1059件
大腸カメラ:841件 (うち大腸ポリープ切除術:319件)
胃がん診断:5件
大腸がん診断:26件(うち内視鏡的に切除して治癒できた数=お腹を切らずに治癒できた数:7件)
→
・1日平均で胃カメラ:約4~5件、大腸カメラ:約4件を毎日実施しています
・大腸カメラを行ったおよそ5人に2人はポリープ切除をしています
改めて患者様とスタッフそして関係者様に感謝申し上げます。
ここに開院時に掲げた理念を振り返りたいと思います。
1. 地域から医療技術と実績で評価・信頼され、必要とされるクリニック
お陰様で地域の皆様に少しずつ認知され、近隣のクリニックや病院からもご紹介を頂いており、医療インフラの一役を微力ながらも担えているかと考えております。
2. 職員が職種の壁を超えたチーム医療を実現し、かかりつけ医としての役割を果たせるクリニック
不安をかかえて受診された方に少しでも早くその不安を取り除けるように、スタッフがチームとなり、最短で検査・治療が行えるように取り組んでいます。
3. 内視鏡を通して、地域の胃・大腸癌の早期発見・治療に寄与できるクリニック
開院1年の間に実施した内視鏡実績を統計しましたので、ご報告します。
胃カメラ:1059件
大腸カメラ:841件 (うち大腸ポリープ切除術:319件)
胃がん診断:5件
大腸がん診断:26件(うち内視鏡的に切除して治癒できた数=お腹を切らずに治癒できた数:7件)
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・1日平均で胃カメラ:約4~5件、大腸カメラ:約4件を毎日実施しています
・大腸カメラを行ったおよそ5人に2人はポリープ切除をしています
一般的に大腸腺腫(ポリープの中でもがん化する可能性のある腫瘍)の平均の検出率(Adenoma Detection Rate:ADR)は33.2%と報告されています。
(Citation: Mehrotra A et al. Physician characteristics associated with higher adenoma detection rate. Gastrointest Endosc. 2018 Mar;87(3):778-786)
高いADRは、効果的な検査であることと大腸がんの早期発見に繋がることを意味し、内視鏡検査の精度や医師の技量の指標として重視されており、男性患者では25%以上,女性患者では15%以上が質の適正な指標とされています。
また、ADRが20%以上の内視鏡医とそれ以下の内視鏡医における将来の見落とし癌の発生率を比較検討したところ、ADRの低い群では大腸がん発生率が11-12.5倍高いことなど、多くのADRと大腸がん発見との関連性が報告されています。(NEJM 2014;370(14):1298-1306)
これらより大腸カメラを担う医師としてはこの指標を意識すべきといえます。
実際に当院での1年間のADRを計算すると38%でしたので、一定の精度を維持できていると思われます。
(大腸腺腫の発生頻度の低い35歳以下の若年者や潰瘍性大腸炎の患者なども含めているなどのバイアスがあり、実際はもう少し高いとも考えられますが、数値そのものよりADR自体を意識することが常に向上心を持つことに繋がるので、その点が意味深いと考えています。)
以上、開院当初にかかげた理念を振り返ってみました。
今後もこれら3つの理念の下、中でも大腸カメラにおけるADRの更なる上昇を目指して診療して参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
なお、時折、受診者様より内視鏡以外の内科疾患の診療は可能ですか?とお問い合わせを受けるのですが、もちろん可能です。
高血圧、糖尿病、高コレステロール血症をはじめとした生活習慣病からインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症を疑うような発熱や各種健診異常の精査や特定健診などお気軽にお問い合わせください。
いさか内科・消化器内視鏡クリニック院長 井坂利史
日本内科学会認定 内科認定医
総合内科専門医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
日本消化管学会認定 胃腸科専門医
日本ヘリコバクター学会認定 ピロリ菌感染症認定医
(Citation: Mehrotra A et al. Physician characteristics associated with higher adenoma detection rate. Gastrointest Endosc. 2018 Mar;87(3):778-786)
高いADRは、効果的な検査であることと大腸がんの早期発見に繋がることを意味し、内視鏡検査の精度や医師の技量の指標として重視されており、男性患者では25%以上,女性患者では15%以上が質の適正な指標とされています。
また、ADRが20%以上の内視鏡医とそれ以下の内視鏡医における将来の見落とし癌の発生率を比較検討したところ、ADRの低い群では大腸がん発生率が11-12.5倍高いことなど、多くのADRと大腸がん発見との関連性が報告されています。(NEJM 2014;370(14):1298-1306)
これらより大腸カメラを担う医師としてはこの指標を意識すべきといえます。
実際に当院での1年間のADRを計算すると38%でしたので、一定の精度を維持できていると思われます。
(大腸腺腫の発生頻度の低い35歳以下の若年者や潰瘍性大腸炎の患者なども含めているなどのバイアスがあり、実際はもう少し高いとも考えられますが、数値そのものよりADR自体を意識することが常に向上心を持つことに繋がるので、その点が意味深いと考えています。)
以上、開院当初にかかげた理念を振り返ってみました。
今後もこれら3つの理念の下、中でも大腸カメラにおけるADRの更なる上昇を目指して診療して参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
なお、時折、受診者様より内視鏡以外の内科疾患の診療は可能ですか?とお問い合わせを受けるのですが、もちろん可能です。
高血圧、糖尿病、高コレステロール血症をはじめとした生活習慣病からインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症を疑うような発熱や各種健診異常の精査や特定健診などお気軽にお問い合わせください。
いさか内科・消化器内視鏡クリニック院長 井坂利史
日本内科学会認定 内科認定医
総合内科専門医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医
日本消化管学会認定 胃腸科専門医
日本ヘリコバクター学会認定 ピロリ菌感染症認定医
あっという間の1年間でした