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診療の効率化を目指して~インカムの使用~


いさか内科・消化器内視鏡クリニック院長の井坂です。

今回は当院で診療の効率化を目的として取り入れているシステムを紹介したいと思います。
私は普段診察を行う診察室をはじめとして、発熱外来を行う駐車場、胃カメラ・大腸カメラを行う内視鏡室、エコー検査を行うエコー室、レントゲン撮影を行うレントゲン室など各部屋を飛び回っています。
そこでポイントとなってくるのが動線と連絡です。
動線に関しては建物を設計する際に設計士さんと打ち合わせを何度も行ったことで効率的な間取りになっており、実際に動いてみて大変満足しています。
連絡に関してはその助けとなっているのがインカムの使用です(いわゆる耳にかける小型のトランシーバーです)
当院ではスタッフ全員がこのインカムを装着しており、要件が出た際に一斉送信することで、速やかな伝達が可能となっています。
例えば、緊急の胃カメラを行う際に、準備が完了したことを内視鏡室にいる看護師さんから診察室でほかの患者さんを診察中の私に伝達することで、診察終了後にすぐに向かうことができ、待機してもらう時間を最小限にすることができます。
また、発熱外来で行ったインフルエンザ-新型コロナウィルス迅速検査の結果が判明したことを看護師から診察室でほかの患者さんを診療中の私に伝達することで、診察後に速やかに発熱外来に向かうことができます。
(判定には15分程かかるのですが、ウィルス量により数分で陽性が出ることもありますので、結果が出次第、待機している患者さんの診察へと向かえます)
他にも、院外の患者さんや院外薬局の薬剤師さんからTELで問い合わせがあった場合には、事務さんからその内容を伝達することで、診察中の私は面前の患者さんの診察が終了した時点で速やかに返答することができます。

以上のように、インカムをうまく活用することで、同時進行で発生している事象に対して漏れがなく、かつ効率的に対応できるようにと取り組んでいます。
それでもお待たせしてしまうことがあるかもしれませんが、クリニックの中でインカムから呼び出されて各部屋を飛び回っている私を思い浮かべて、どうか寛容な心でお待ちいただければ幸いです。
なお、少しでも待つ時間を最小限にしたいという方はホームページやLINEもしくは直接TELによる予約をご利用ください。

聴診器を使用する度に外すのが中々面倒です

スムーズな伝達が可能となっています