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70歳を超えると便秘の患者さんが急増します!


いさか内科・消化器内視鏡クリニックの井坂です。
若い時は便通はよかったのに、最近便秘になったなあという男性の方はいませんか?
便秘は統計的に若い世代においては女性に多くみられますが、70歳を超えたあたりから男性にも多くみられるようになってきます。

この原因にはいくつか考えられます。

原因① 食事量(食物繊維摂取量)の減少
食べる量が減れば、当然便のかさが減って出にくくなります。

原因② 水分摂取量の減少
トイレが近くなるのを気にして水分を摂らなくなると、便も硬くなって出にくくなります。

原因③ 筋力低下・運動不足
筋力が低下することで便を出す力が弱くなり、運動不足により、腸の運動も低下します。

原因④ 病気や薬剤の影響
患っている病気や内服薬が原因で便秘になるケースがあります。

以上のようなことが原因となって便秘を引き起こします。
また、高齢者の便秘には、大腸がんなどの重大な病気や糖尿病、甲状腺機能低下症、パーキンソン病といった全身疾患が関係している場合があります。

当クリニックではこれらを念頭に置き、以下の点を意識した便秘外来を行っています。

① 詳細な問診による便秘の原因究明
② 問診の結果を参考にした食事療法・運動療法の具体的な提案
③ レントゲン、エコー、大腸カメラ、採血などによる便秘の背景に隠れている疾患の発見
④ 各種便秘薬やプロバイオティクスの処方による便通改善
⑤ 腸内の細菌叢を調べる検査(自費診療になります)

「たかが便秘」と軽く考えず、不快な症状がある場合はお気軽にクリニックを受診してください。

便秘で悩んでいる人は多いのです